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【エコビレッジブーム到来!?】東京から2時間。半都市、半ビレッジ生活ができる箱根エコビレッジとは?

5月4日〜5日、GWの中日、晴天、箱根エコビレッジでは1周年フェスが開かれました。

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箱根湯本のひとつ先、塔ノ沢駅の裏山を5、6分登っていくと、そこには1haほどあるという 広大な広場と築何年かすらわからないような古民家がいくつかからなる”エコビレッジ”なるものがあり、 1周年フェスということでとても多くの人たちが集まっていました。 発酵のワークショップをやっている人、チャクラで糸紡ぎの実演をしている人、 晩ご飯の支度をしている人もいれば、輪になって話をしている人、機織をしている人、 ゴロゴロしているだけの人、裏山で採ってきたツルや花で頭飾りを作っている人、 走り回る子供たち、驚くほど自由にそれぞれ思い思いの『やりたい』事をして、全体として流れるおだやかな空気。 コミュニティが出来上がっていて、イベントのために集まったと言うよりは、まるでずっと住人だったような佇まいと空気がながれていました。 都会の生活からすると、まるで異次元、ここはいったいなんなのか??

エコビレッジとは?

Intentional Community Hakone 1Year Aniv-01昨今、にわかにエコビレッジが話題になってきています。そもそもエコビレッジとはなんでしょうか?

エコビレッジとは、持続可能性を目標としたまちづくりや社会づくりのコンセプト、またそのコミュニティ。 エコビレッジは、以下のように定義されている[1]。 ヒューマン・スケールを基準に設計される。 生活のための装備が十分に備わった住居がある。 人間が自然界に害を与えず、調和した生活を行っている。 人間の健全な発達を促進する。 未来に向けて持続的である。 wikipediaより

自然と調和しながら、共通の価値観をもって健康的で持続可能なコミュニティーをつくろうという実験的な取り組みで、 世界中に様々な種類のエコビレッジが存在しています。

半都市、半ビレッジ生活!?

Intentional Community Hakone 1Year Aniv-23箱根エコビレッジをはじめた箱根エコビレッジの村長、石井真さん。 なぜ、エコビレッジをつくるに至ったか?そのストーリーがとてもユニークです。 実は、不動産のハードな営業の仕事ですっかり心と体を壊してしまった石井さん。 そこで出会ったのが、速読法の「楽読」でした。 楽読では、脳の使い方を変えるので、マインドフルネスの状態になり、 単に文字がはやく読めるようになるだけでなく、許す気持ち、人とつながる、あるいは、様々なことを”悟る”というような現象が 次々と起こってきました。 そこで、都市と地方のバランスをとること、自然との共生、貨幣依存から脱出、経済破綻に備えたバックアップといったことを 実現しようと思うに至ったとのこと。 楽読仲間のおじいちゃんがこの土地を所有していたということで、やろうとなったということです。 箱根といえば、都内から電車で2時間で行けてしまう。 半都市、半ビレッジ生活で、新しい生き方・暮らし方を仲間とつくっていこうということでした。

速読とエコビレッジの驚くべき関連性とは!?

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楽読から得られた悟りの世界ー「半霊魂、半物質」という裏ビジョンもあるそうです。 我々は物質にばかりに囚われてしまっている、それを一歩ひいて、精神的な部分に身をおいてみる。 なかなか”意識高すぎて”深すぎてついていけない私ですが、笑 石井さんならではのビジョンに基づくとても ユニークなエコビレッジですね。

自由すぎるフェス

このイベントのタイムテーブルはいったいあったのだろうか? あるにはあるのだけど、みんな都会と違ってゆるやかな時間を楽しんでいるようでした。 いたるところでワークショップが行われていたり、輪になって会話をしていたり、自由にかけまわっている子供達に時々絡まれたり。 しかも、きた人で固まってしまうわけではなく、はじめて会った人も緩やかに結びつきながら、全体としてばらばらにも関わらず、 一体感を感じるような不思議なフェス。  きている人たちの多様性にも特徴がありました。昔ながらの着物をきて、自然のものを飾りとしてつけているヒッピー系のひとたちもいれば、 楽読のコミュニティーに加えて、一般の会社員もいたり、発酵や身体に異常に詳しい人、ダンサー、その辺の木を燃やし、野草を摘んだりして料理して 振舞ってくれる人たち、そして起業家。

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衣食住をDIYする

都会の生活では、お金を稼いで便利な道具をたくさん買い込んで暮らす事が幸せにつながる、とされてきました。 しかし、わたしたちは、いくら「贅沢」を重ねていっても一向に満足しないどころか、物足りなさと、様々な代償を追っていることに気付き始めています。 この箱根エコビレッジでは、便利さとは違う価値、自分たちで衣食住をDIYすることに価値をおいています。 便利になることが不自由になってきた。 むしろ、自主的に生活をつくりあげていくことは不便であるようで、自由になるための道なのではないか。 ここにいると、そんなことに気づかされるのでした。 半都市、半ビレッジ生活。決して都会を捨て去るのではなく、双方のよいとこどりをしながら、生き方、働き方をアップデートしていく。 箱根エコビレッジは、まさに新しいライフスタイルの実験場なのです。

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YAMASHITAYUICHI

The author YAMASHITAYUICHI

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